出産祝いの基本マナー!ご祝儀袋の書き方や喜ばれるプレゼントの選び方について
最終更新日:2023年2月07日
会社の上司や同僚、友人が出産したとき、お祝いの気持ちを込めて「出産祝い」を送ります。しかし、普段あまりなじみのないお祝いごとのマナーを細部まで覚えている人は、そう多くないのではないでしょうか。
ですが、マナーを知らずに失礼な対応をしてしまうのも避けたいですよね。そこで今回は、出産祝いに喜ばれるプレゼントや、現金で贈る際のご祝儀袋の選び方、それに付随するマナーについてご紹介します。
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目次
出産祝いのプレゼントの選び方とは?
出産祝いのプレゼントを選ぶときには、贈るタイミングや避けたほうがいいアイテムなどをあらかじめ確認することがポイントです。以下では、選ぶ際のポイントや贈ってはいけないプレゼントを紹介します。
出産祝いのプレゼントの選ぶ際のポイント
出産直後は、出生届の提出や入退院の手続き、親族や会社への出産の報告などで慌ただしくなってしまいます。
出産祝いを贈るタイミングは「産後1週間〜1か月以内」がおすすめです。ただし、ご家族によってはまだ落ち着いていないこともあるため、贈る前に確認しましょう。
プレゼントを選ぶ際は、贈ってすぐに使えるものや赤ちゃんが少し成長してから使えるもののほか、記念に残るものを選ぶと喜ばれます。
贈ってはいけないものがある?
出産祝いでは、贈ることを避けるべきアイテムがあるため、注意が必要です。涙をふくことから「別れ」を連想させるハンカチや、「縁を切る」ことを意味する刃物は避けましょう。
また、産後には適さない、カフェインの強い飲みものやお酒は避けるのが無難です。
出産祝いに喜ばれるプレゼントとは?
出産祝いのプレゼントにはさまざまな種類がありますが、大切なのは贈る相手に喜んでもらえることです。
ここでは、出産祝いに喜ばれるプレゼントを8つ紹介します。
タオル
赤ちゃんをお世話するときの必需品となるタオルは、何枚あっても困らないアイテムです。食べこぼしなどですぐに汚してしまうので、喜んでもらえることが多く、出産祝いのプレゼントの定番と言えます。
生まれたての赤ちゃんは特に肌が敏感になっているため、肌触りがいいオーガニックコットンなどの素材を選ぶのがおすすめです。タオルを贈る場合は、普段自分では買わないような質のよいタオルを贈ると、喜ばれるでしょう。
スキンケアアイテム
子育てが始まると子どものことで精一杯になり、自分のことを後回しになってしまう方も少なくありません。
そんな方のために、手間をかけずにケアできるスキンケアアイテムを贈るのもおすすめです。赤ちゃんと一緒に使えるような成分のものであれば、母子のスキンシップの際にも気にすることなく、安心して使えます。
出産祝いは赤ちゃん向けのプレゼントが多くなりがちですが、お母さんを労うプレゼントもとても喜ばれます。
名前入りメモリアルギフト
赤ちゃんの名前が入れられるギフトアイテムは、特別感があるギフトとしておすすめです。名前入りのフォトフレームやタオルなどの定番のほか、最近では名前入りのブランケットや絵本、積み木にも人気が集まっています。
また、生まれた月の誕生石をセレクトするベビーリングもギフトにぴったりです。赤ちゃんの名前や誕生日、身長や体重などを刻印できるため、より特別感が増すでしょう。
スタイ
スタイは、双子や2人目以降の出産祝いにぴったりなギフトです。初めての出産の場合、ある程度の赤ちゃん用品を揃えている可能性があります。
しかし、赤ちゃんの食べこぼしやよだれを受け止めるスタイは、汚れてしまいやすく、おさがりを使えないケースがほとんどです。
双子だった場合にも、2倍の赤ちゃんグッズが必要となるため、汚れてしまいやすいスタイは何枚貰っても喜ばれるでしょう。
ベビー服
おしゃれなベビー服は、出産祝いの定番のギフトです。生後9か月以降に着られる70〜80cmサイズであれば、長く着てもらえます。生後9か月頃になるとお出かけも増えてくるので、おしゃれなベビー服は喜ばれるでしょう。
ただし、ベビー服には好みやこだわりがあることも少なくありません。好みのブランドやデザインなどを聞いておくなど、リサーチをしておくのがおすすめです。
食器
ミルクをあげる時期を過ぎてから使用する、離乳食用の食器も出産祝いにおすすめのプレゼントです。おしゃれなデザインの食器であれば、日々の食事を彩るアイテムとして喜ばれるでしょう。
食べこぼしなどで洗いものも多くなりがちなため、食洗器や電子レンジの使用ができるものだと、使いやすくおすすめです。
ぬいぐるみなどのおもちゃ
誕生して間もない赤ちゃんは、やわらかな手触りのものや動くものに興味をよく示します。赤ちゃんが成長してから使える、ぬいぐるみなどのおもちゃはプレゼントに最適です。
おもちゃを選ぶときは、赤ちゃん用の誤飲防止となる大きさで、先端がとがっていない安全なものを選びましょう。オーガニック素材のぬいぐるみは肌触りもよく、赤ちゃんも興味を示しやすくなります。
おくるみ・ブランケット
毎日の寝かしつけに使うおくるみやブランケットは、汚れて洗濯することも多いアイテムです。何枚あっても困らないうえ、性別に関係なく選べるので、喜ばれやすいギフトと言えるでしょう。寝るとき以外にも、だっこするときなどさまざまな場面で活躍します。
赤ちゃんの肌に触れるので、肌に優しいオーガニックコットンを使ったアイテムを選びましょう。
ご祝儀の贈り方は?ご祝儀袋の選び方と種類紹介
出産祝いではプレゼントを贈る以外にも、ご祝儀として現金を贈る場合も多いでしょう。
ここからは、ご祝儀の贈り方についてご紹介します。せっかくのお祝いですので、しっかりマナーを理解したうえで贈りたいものですよね。
まずはご祝儀袋選びに関するマナーをご紹介します。
色のマナー
ご祝儀袋にはカラフルなデザインのものも存在します。しかし、お祝いごとの際に選ぶべきなのは「白」のご祝儀袋です。
とても親しい間柄であれば問題ありませんが、どちらにしようか悩むようであれば、白を選んでおくと無難です。
水引のマナー
出産は何度あってもおめでたいことなので、水引は紅白の蝶結びを選ぶのが適しています。水引の数は、基本は5本、華やかに見せるときには7本を選びましょう。
基本的には、包む金額があがるほど格上のご祝儀袋を選びます。
1万円を包むのであれば、水引やのしは印刷されたものがベターです。3万円を包む場合は、水引は実物を選びます。3万円以上の場合は、格の高い華やかなものを選ぶのがおすすめです。
結婚など一度きりであった方がいいことに使われる「結び切り」を選ぶのは、マナー違反なので注意しましょう。
ご祝儀袋の書き方
表書きのマナー
表書きとは、ご祝儀袋の表に書く文言のことです。
出産祝いの際は上段に「御祝」「御出産祝」と書くのが一般的です。下段には贈り主の名前を上段よりも少し小さめに記載します。姓のみでも姓名書いても構いません。
もし夫婦連名で贈るのであれば、中央に夫の名前を書き、左側に妻の名前のみを記載します。知人同士の2名連名の場合は、向かって右側から左に向かって格上・年長の順で書くのがマナーです。
連名で書くのは3名までが限度です。目上・年長の人を1番右に書き、あとは左へ連ねます。友人同士の場合は、五十音順に並べるといいでしょう。4名以上で贈る場合は、1番目上・年長の代表者を中央に書き、名前の左に「外一同」と記載します。中に全員の名前を書いた別紙を同封しましょう。
お金は、中袋に包んでからご祝儀袋に入れるのが普通です。中袋の表には、包んだ金額を記載します。このとき漢数字は旧字体で書きます。たとえば、1万円を包んだ場合は「金壱萬円」、3万円を包んだ場合は「金参萬円」と記載します。中袋の裏には、氏名と住所を書くのが一般的です。
ご祝儀袋に記す文字は、毛筆や筆ペンを使って楷書で丁寧に書きます。ボールペンや万年筆はNGです。墨の濃さはお祝いの喜びを表すため、濃くしっかりと書くようにしましょう。
金額のマナー
相手との関係性によって包む金額を変えるのが一般的です。
親族や兄弟・姉妹の場合は1万円、友人や知人には、5,000円、ご近所の知人には3,000円、同僚・部下は3,000円、上司は5,000円程度が目安です。
あくまでも目安なので、相手との関係性を考え、包む金額を選ぶようにしましょう。
どのタイミングで出産祝いを贈るべき?
出産後すぐは体調が優れなかったりバタついていたりと、お祝い相手も忙しくしていることでしょう。では、どのタイミングで出産祝いを贈るべきなのでしょうか。
出産祝いを贈るタイミングとしてベストなのは、生後2〜3週間頃です。赤ちゃんの誕生をお祝いする「お七夜」から「お宮参り」までの間が好ましいといわれています。「お七夜」から「お宮参り」とはつまり、産後1週間から1カ月の間です。
しかし、産後数日から1週間は入院していることが多いため、産後1週間はまだバタバタしている可能性が高いといえます。なので、産後2〜3週間が適切です。
忙しいなら…と、出産前に出産祝いを贈ろうと考える人もいますが、それはマナー違反です。出産は命がけの行為のため、万が一のこともあり得ます。そうなれば、お祝いを贈った側も受け取った側も、いたたまれない気持ちになりますよね。
無事に出産を終えたことを確認したあと、お母さんの体調を気遣いつつ、生後1カ月までの間にお祝いを贈るのがおすすめです。
現金の代わりにQUOカードを贈るのもおすすめ
関係性によっては現金以外で出産祝いを贈りたいという場合もあるでしょう。かといって、他の方とプレゼントするものが被ってしまうことが心配という方や、相手の好みがわからず何を贈ればいいか迷ってしまうという方も多いと思います。
出産祝いで喜ばれるギフトは上記で紹介した通りさまざまですが、赤ちゃん向けのアイテムはたくさんあるもののこだわりを持っているケースなどでギフト選びに迷うケースもありますよね。そんな時はQUOカードがおすすめです。
QUOカードであれば相手に使い道を委ねられるのはもちろん、写真やメッセージなどを入れてカスタマイズすることもできるため、出産祝いの気持ちが伝わりやすいのもポイントです。
赤ちゃんへのギフトだけでなく、出産後すぐに慣れない育児で大変なお母さんに「自分のために使ってね。」とプレゼントするのもいいかもしれませんね。出産祝いのギフト選びに悩んだ際は、ぜひQUOカードをご検討ください。
相手に喜んでもらえる出産祝いを贈りましょう
「新しい命の誕生」という、とてもおめでたい出産。お祝いの気持ちを形にして届けたいですよね。その点、基本の知識を持っておくことはとても大切です。
出産祝いにはさまざまなマナーが存在します。お祝いの気持ちを伝えたいだけなのに、マナー違反をして相手の気分を害してしまってはもったいないことです。
ぜひきちんとマナーを押さえて、相手に喜んでもらえる出産祝いを贈りましょう。
公開日:2020月1月16日
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