特典付きQUOカードPayで客単価アップ！ “アップセル”と“再来店”を実現

自社店舗専用QUOカードPayのURLをQRコードにし、ハガキサイズの台紙に印刷して商品化。5,000円の販売価格で6,000円分使える特典付きを都内6店舗で販売。

我々の部署では、顧客管理をはじめデジタル販促に力を入れています。自社アプリの運用、LINEやTwitterなどSNSを通じ、お客様との接点強化に努めています。

今回の企画では、QR決済の利用率が高い店舗を対象に5,000円の販売価格で6,000円分使える特典付きの自社店舗専用QUOカードPayを販売しました。コロナ禍のため、最もお買い物がお得になる年末年始セールの抽選会を中止し、感染リスクを抑えた上でお客様に喜んでいただける企画を探していた時にクオカードさんにご提案いただきました。専用券なので必ず当社の店舗でお買い物いただける点に魅力を感じました。各社のQR決済の導入を進めていたタイミングだったので、今回の企画で店舗でのQUOカードPayの利用や認知向上を期待し、キャンペーンを実施しました。

他社のQR決済サービスでも増量キャンペーンは実施していますが、どのキャンペーンでもお客様には1ヶ月後など遅れて還元されます。また、還元された金額は他社店舗の決済でも使うことができます。今回の企画であれば、お客様は20％増量分多くその場でお買い物に使えるので、店舗でご案内しやすかったです。実際にご購入いただいたお客様からも「お得だし、スマホを見せるだけで支払いが出来るのでラクだね」と喜びの声をいただきました。

複数枚ご購入される方が多いと想定し、QUOカードPayの残高が合算できるQUOカードPayアプリの使用をお客様にご案内していました。当社のお客様は年齢層が高いので、アプリのダウンロードに戸惑われる方もいらっしゃいましたが、そのような方でも、QR決済が普及するにつれて今後ハードルは下がってくると思います。

「印刷されたQRコードをスマホで読み取ってご利用いただく」という新たな試みだったので、お客様にきちんとご説明できるか不安もありました。ですが、店舗でお客様がお支払いいただく際は、他社のQR決済と同じく、スマホ画面をレジで読み取るだけなので店舗スタッフの対応もスムーズでした。

お客様へのお声掛け、本企画の特設コーナーの設置やPOPでの告知など、店舗スタッフには積極的に販売してもらいました。その結果、当初2ヶ月の販売期間を設けていましたが半分の1ヶ月間で完売できました。

QUOカードPayをご利用されたお客様の客単価は前年同時期の約2倍に伸びました。竿やリールなどの高価格商品はおよそ5,000円刻みで価格帯が設定されています。あらかじめ購入するつもりで来店したお客様にとっては、20％分お得にお買い物できるため、いつもより一つ上の価格帯を買おうという気持ちになっていただけたのだと思います。餌などの消耗品についても、プラス1～2点のついで買いや合わせ買いも多く見られました。

今回販売した特典付きQUOカードPayは、販売した当日中に使用されることを想定していました。しかし、3割のお客様は購入した当日に使わずに持ち帰り、後日使用されています。都内の店舗のみで販売したにも関わらず、東北から九州まで全国で使われています。春の新商品までご利用を待つお客様や、定期的に消耗品の購入に使われるお客様がいらっしゃるなど、リピート来店に繋がっているところもいいですね。

例えば、父の日に子どもでも手が届きやすい少額のQUOカードPayを特典付きで販売して、お父さんに贈ってもらう「父の日キャンペーン」のような企画で売り出せば、QUOカードPayとの相性が良いと思います。「QUOカード」と聞くと、貰って嬉しいギフトのイメージが強いですからね。釣具は種類が多く、趣味にあったプレゼントを選ぶのが大変です。特典付きのQUOカードPayを贈ってお父さんの釣具購入の足しにしてもらうという企画は喜ばれるかなと思います。
QUOカードPayはメッセージやオリジナル画像を添えて贈れるので、気持ちも伝えられるのが良いですよね。